FXでボラティリティが大きい通貨ペアとは?値動きが激しい組み合わせを解説!

FXで大きな利益を狙うなら、値動きが激しい通貨ペアを知ることが欠かせません。しかし、値動きが大きいということは、それだけリスクも高いということです。

この記事では、ボラティリティが高い通貨ペアの特徴から、実際にどの組み合わせが最も値動きが激しいのかまで、初心者にもわかりやすく解説します。正しい知識を身につけて、FX取引での成功率を高めましょう。

目次

そもそもボラティリティって何?FXの値動きを数字で見る方法

普通の買い物とは全然違うFXの値動きの仕組み

ボラティリティとは、簡単に言うと「値段がどれくらい激しく動くか」を表す指標です。コンビニでペットボトルを買うときは値段が変わりませんが、FXの世界では1秒ごとに価格が変動しています。

たとえば、朝起きたときにドル円が150円だったのに、夜には149円になっているなんてことは日常茶飯事です。この1円の変動が、FXトレーダーにとっては大きな利益や損失につながります。

実は、この値動きの激しさには一定の法則があります。経済の状況や市場の心理状態によって、通貨ペアごとに値動きの特徴が決まってくるのです。

ボラティリティが高いと儲けも損も大きくなる理由

ボラティリティが高い通貨ペアは、短時間で大きな価格変動を起こします。これは一見すると、大きな利益のチャンスに見えるでしょう。

ただし、値動きが激しいということは、予想と反対に動いたときの損失も同じように大きくなるということです。たとえば、100pips動く可能性がある通貨ペアなら、50pips儲かることもあれば、50pips損することもあります。

つまり、ボラティリティの高い通貨ペアは「ハイリスク・ハイリターン」の典型例なのです。初心者の方は、この特性をしっかり理解してから取引を始めることが重要です。

実際の数字で見るとこんなに違う!値動きの幅を比べてみた

実際のボラティリティを数字で比較してみましょう。以下の表は、主要通貨ペアの1日あたりの平均値動き幅です。

通貨ペア1日の平均値動き幅リスクレベル
USD/JPY80-120pips
EUR/USD70-100pips
GBP/JPY150-200pips
GBP/USD120-160pips
AUD/JPY100-140pips中高

この表を見ると、ドル円やユーロドルは比較的安定している一方で、ポンド円やポンドドルは値動きが激しいことがわかります。同じ1万通貨の取引でも、通貨ペアによって損益の振れ幅が2倍近く違うのです。

値動きが激しい通貨ペアランキング!トップ5を発表

GBP/JPY(ポンド円)- 1日で100pips動くことも珍しくない暴れ馬

ポンド円は、FX界でも屈指のボラティリティを誇る通貨ペアです。1日で150pips以上動くことも珍しくありません。

この激しい値動きの背景には、イギリス経済の不安定さがあります。Brexit(イギリスのEU離脱)以降、政治的な混乱が続いており、ちょっとしたニュースでも大きく価格が振れるのです。

たとえば、イングランド銀行(BOE)の金利発表があると、一瞬で50pips以上動くことがあります。利益を狙える反面、一瞬で大きな損失を被るリスクも高い通貨ペアといえるでしょう。

GBP/USD(ポンドドル)- イギリスの経済ニュースで大きく振れる

ポンドドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアの一つでありながら、値動きが非常に激しいのが特徴です。

アメリカとイギリス、両国の経済指標に敏感に反応するため、予想外の動きを見せることがよくあります。特に、イギリスのインフレ率やGDP成長率の発表時は要注意です。

実は、この通貨ペアは「ケーブル」という愛称で呼ばれています。これは、昔大西洋を横断する海底ケーブルでレートを伝送していたことに由来しているのです。

AUD/JPY(豪ドル円)- 資源価格に左右される値動きが特徴

豪ドル円は、オーストラリアが資源国であることから、商品価格の影響を強く受ける通貨ペアです。

鉄鉱石や石炭の価格が上がれば豪ドルが強くなり、下がれば弱くなる傾向があります。中国の経済状況も大きく影響するため、アジア時間の取引では特に注意が必要です。

ただし、資源価格の動向を把握していれば、ある程度値動きを予測しやすいという特徴もあります。初心者の方は、まず資源価格のニュースをチェックする習慣をつけると良いでしょう。

EUR/GBP(ユーロポンド)- ヨーロッパ情勢で予想外の動きを見せる

ユーロポンドは、EU内での政治的な動きに敏感に反応する通貨ペアです。

ドイツやフランスなどの主要国の経済状況、さらにはECB(欧州中央銀行)とBOEの金融政策の違いが価格に大きく影響します。Brexit関連のニュースが出ると、一気に相場が動くこともあります。

この通貨ペアの面白いところは、地理的に近い国同士でありながら、経済政策や政治情勢の違いが価格に如実に現れることです。ヨーロッパの情勢に詳しい方には、狙い目の通貨ペアといえるでしょう。

USD/TRY(ドルトルコリラ)- 新興国通貨の代表格で超ハイリスク

ドルトルコリラは、新興国通貨の中でも特にボラティリティが高い通貨ペアです。

トルコの政治情勢が不安定なため、大統領の発言一つで相場が大きく動くことがあります。また、トルコ中央銀行の金融政策も予測が難しく、サプライズが起こりやすいのが特徴です。

ただし、この通貨ペアは取引する際に十分な注意が必要です。一日で10%以上動くこともあるため、初心者の方にはおすすめできません。経験を積んでから挑戦するようにしましょう。

新興国通貨のボラティリティはなぜ高いのか?

経済が不安定だから値動きも不安定になる

新興国の通貨が激しく動く最大の理由は、経済基盤が不安定だからです。

先進国と比べて、インフレ率が高く、GDP成長率も安定していません。たとえば、日本のインフレ率が2%程度なのに対し、新興国では10%を超えることも珍しくありません。

このような経済の不安定さは、投資家の信頼を揺るがします。少しでも悪いニュースが出ると、資金が一気に引き上げられて通貨が急落するのです。

取引量が少ないと大口の売買で価格が大きく動く

新興国通貨は、ドルやユーロと比べて取引量が圧倒的に少ないのが現状です。

取引量が少ないということは、大口の投資家が買いや売りを入れただけで価格が大きく動いてしまうということです。たとえば、ヘッジファンドが1億ドル分のトルコリラを売却すると、それだけで相場が数パーセント動くことがあります。

これは、小さな池に大きな石を投げ込むようなものです。ドル円のような大きな市場では小さな波しか立たない取引でも、新興国通貨では大津波になってしまうのです。

政治リスクが通貨の値段に直撃する仕組み

新興国では、政治情勢の変化が通貨価値に直接影響することが多々あります。

クーデターや大統領選挙、重要な政治家の発言などが、通貨の価値を大きく左右します。実際に、トルコのエルドアン大統領の発言でトルコリラが急落したことは何度もあります。

政治リスクは予測が困難なため、新興国通貨の取引では常にサプライズに備えておく必要があります。ニュースを常にチェックし、政治情勢の変化に敏感になることが重要です。

時間帯によってもボラティリティは変わる!狙い目の時間を知ろう

ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる夜が最も活発

FXの取引は24時間行われていますが、時間帯によって活発さが大きく異なります。

最も値動きが激しくなるのは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間の21時から翌2時頃です。この時間帯は、世界最大の取引量を誇る両市場の参加者が同時に取引を行うため、流動性も高く、大きな値動きが期待できます。

特に重要な経済指標の発表がある日は、この時間帯に大きなトレンドが発生することが多いのです。本格的に取引をするなら、この時間帯を狙うのが効率的でしょう。

日本時間の早朝は動きが少なくて初心者向け

一方で、日本時間の早朝(6時から8時頃)は、比較的値動きが穏やかな時間帯です。

この時間帯は、オセアニア市場が中心となるため、取引量が少なく、大きな値動きは起こりにくくなります。初心者の方が練習するには最適な時間帯といえるでしょう。

ただし、オーストラリアやニュージーランドの重要な経済指標が発表される場合は、豪ドルやNZドル関連の通貨ペアが大きく動くことがあります。

経済指標発表の前後30分は値動きが爆発する

経済指標の発表前後は、最も注意が必要な時間帯です。

特に、アメリカの雇用統計やFRBの金利発表、日本の日銀政策決定会合などの重要イベントでは、発表の瞬間に100pips以上動くことも珍しくありません。

この時間帯の取引では、事前にポジションを調整し、ストップロスを確実に設定しておくことが重要です。予想と反対に動いた場合の損失を最小限に抑える準備をしておきましょう。

ボラティリティが高い通貨ペアで稼ぐ3つのコツ

少ない資金から始めてリスクを最小限に抑える

ボラティリティの高い通貨ペアで成功するには、まず資金管理が最重要です。

初心者の方は、1回の取引で口座資金の2%以上のリスクを取らないことをおすすめします。たとえば、10万円の口座なら、1回の取引での最大損失を2,000円以内に抑えるということです。

大きな利益を狙いたい気持ちはわかりますが、まずは市場の動きに慣れることが先決です。少額から始めて、徐々に取引量を増やしていくのが賢明な方法といえるでしょう。

ストップロスを必ず設定して損失をコントロール

ボラティリティの高い通貨ペアでは、ストップロスの設定が生命線になります。

値動きが激しい分、予想と反対に動いたときの損失も大きくなります。ストップロスを設定しないで取引するのは、安全装置のない車で高速道路を走るようなものです。

ストップロスの目安は、エントリーポイントから30-50pips程度に設定するのが一般的です。ただし、通貨ペアのボラティリティに応じて調整することが大切です。

経済カレンダーをチェックして大きな発表を把握しておく

ボラティリティの高い通貨ペアで取引する際は、経済カレンダーの確認が欠かせません。

重要な経済指標の発表予定を事前に把握しておくことで、予想外の値動きに巻き込まれるリスクを減らせます。特に、雇用統計、GDP発表、中央銀行の政策金利発表は要チェックです。

経済カレンダーは、多くのFX業者のサイトで無料で提供されています。毎朝の習慣として、その日の重要イベントをチェックするようにしましょう。

実際のトレーダーはどの通貨ペアを選んでいる?

初心者に人気のドル円から始めてステップアップ

多くのFX初心者は、ドル円から取引を始めます。

ドル円は、日本人にとって最も馴染みのある通貨ペアであり、情報も豊富に手に入ります。また、スプレッドが狭く、取引コストを抑えられるのも魅力です。

ドル円で基本的な取引に慣れてから、徐々にボラティリティの高い通貨ペアに挑戦していくのが、多くの成功トレーダーが辿った道筋です。

中級者はユーロドルとポンド円の組み合わせが多い

経験を積んだトレーダーの多くは、複数の通貨ペアを組み合わせて取引しています。

特に人気なのが、ユーロドルとポンド円の組み合わせです。ユーロドルは世界最大の取引量を誇り、テクニカル分析が効きやすい特徴があります。一方、ポンド円は値動きが大きく、短期間で大きな利益を狙えます。

この2つの通貨ペアを使い分けることで、リスクを分散しながら利益機会を広げているのです。

上級者は新興国通貨も含めて分散投資

上級者になると、新興国通貨も含めたポートフォリオを組むトレーダーが増えます。

ただし、新興国通貨の取引には高度な知識と経験が必要です。政治情勢や経済指標だけでなく、地政学的リスクも考慮に入れる必要があります。

成功している上級者は、新興国通貨の比重を全体の10-20%程度に抑え、リスク管理を徹底しています。

ボラティリティを味方につける!おすすめの取引スタイル

スキャルピングで小さな値動きを何度も狙う

ボラティリティの高い通貨ペアでは、スキャルピングが有効な取引手法の一つです。

スキャルピングは、数分から数十分で取引を完結させる超短期取引です。値動きが激しい通貨ペアなら、短時間でも十分な利益を狙えます。

ただし、スキャルピングには高度な集中力と迅速な判断力が必要です。また、スプレッドの影響も大きいため、取引コストの低い業者を選ぶことが重要です。

デイトレードで1日の値幅を丸ごと取りに行く

デイトレードは、1日の値動きを狙って利益を出す取引スタイルです。

ボラティリティの高い通貨ペアなら、1日で100pips以上の値幅を期待できるため、デイトレードとの相性は抜群です。朝にポジションを持って、夜に決済するというシンプルなスタイルが可能です。

デイトレードの成功には、トレンドの把握とエントリータイミングの見極めが重要になります。

スイングトレードで数日から数週間かけてじっくり利益を狙う

スイングトレードは、数日から数週間かけて大きな値幅を狙う取引スタイルです。

ボラティリティの高い通貨ペアでは、大きなトレンドが発生すると数百pipsの値動きになることがあります。このような大きな流れに乗ることで、大きな利益を狙えるのがスイングトレードの魅力です。

スイングトレードでは、ファンダメンタル分析の重要性が高くなります。経済指標や政治情勢を総合的に判断する能力が求められます。

まとめ

ボラティリティの高い通貨ペアは、大きな利益のチャンスがある一方で、それに見合ったリスクも伴います。特にポンド円やポンドドルなどは、1日で150pips以上動くことも珍しくありません。

成功の鍵は、適切なリスク管理と十分な準備にあります。経済カレンダーのチェック、ストップロスの設定、そして少額からの練習を心がけることで、ボラティリティを味方につけることができるでしょう。初心者の方は、まずドル円などの安定した通貨ペアで経験を積んでから、段階的に挑戦していくことをおすすめします。

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